............
太陽(たいよう)から30光年内(こうねんない)の惑星(わくせい)100個(こ)に生命(せいめい)が存在(そんざい)する?
私(わたし)たちの太陽系(たいようけい)が属(ぞく)している銀河系(ぎんがけい)には、太陽(たいよう)のように自(みずか)ら熱(ねつ)を発(はっ)して輝(かがや)いて恒星(こうせい)が2000億個(おくこ)もあるといわれます。宇宙(うちゅう)にはこうした銀河(ぎんが)が数億個以上存在(すうおくこいじょうそんざい)すると考(かんが)えられています。
恒星(こうせい)の周(まわ)りを回(まわ)っている地球(ちきゅう)のような天体(てんたい)を惑星(わくせい)と呼(よ)びますが、銀河系(ぎんがけい)だけで生命(せいめい)が生存可能(せいぞんかのう)な惑星(わくせい)の数(かず)は数百億個(すうひゃくおくこ)あるといわれます。
ヨーロッパ14ヵ国(こく)とブラジルが共同運営(きょうどううんえい)するヨーロッパ天文台(てんもんだい)の研究(けんきゅう)レポートによると、太陽(たいよう)から30光年以内(こうねんいない)で生命体(せいめいたい)の生存(せいぞん)が可能(かのう)な惑星(わくせい)は約(やく)100個(こ)あると推定(すいてい)しています。
その中(なか)には生命(せいめい)が存在(そんざい)し、進化(しんか)を遂(と)げた高度(こうど)な文明(ぶんめい)を持(も)つ惑星(わくせい)があっても不思議(ふしぎ)ではありません。
史上最大(しじょうさいだい)のALMA計画(けいかく)
世界(せかい)20ヵ国(こく)の科学者(かがくしゃ)が結集(けっしゅう)した天体観測(てんたいかんそく)プロジェクトがスタート
現在(げんざい)、宇宙(うちゅう)の神秘(しんぴ)の謎(なぞ)を解明(かいめい)しようと、南米(なんべい)のチリで史上最大(しじょうさいだい)の天体観測(てんたいかんそく)プロジェクトが進行中(しんこうちゅう)です。
ALMA計画(けいかく)と呼(よ)ばれるこのプロジェクトでは、日米欧(にちべいおう)など20の国(くに)と地域(ちいき)の科学者(かがくしゃ)が協力(きょうりょく)して、アンデス山中(さんちゅう)の標高(ひょうこう)5000メートルの高地(こうち)にあるアタカマ砂漠(さばく)に66台(だい)のパラボラアンテナ群(ぐん)を建設(けんせつ)します。
このアンテナ群(ぐん)を組(く)み合(あ)わせて巨大(きょだい)な電波望遠鏡(でんぱぼうえんきょう)を実現(じつげん)し、宇宙(うちゅう)の果(は)てからの微弱(びじゃく)な電波(でんぱ)をキャッチして宇宙(うちゅう)の進化(しんか)や生命(せいめい)の起源(きげん)、地球外生命(ちきゅうがいせいめい)の探査(たんさ)などの研究(けんきゅう)を行(おこな)います。
パラボラアンテナの建設(けんせつ)は2002年(ねん)から始(はじ)まり、09年(ねん)9月(がつ)に日本(にほん)がアンテナ第(だい)1号(ごう)を完成(かんせい)させました。
計画(けいかく)では、2013年度内(ねんどない)に66台(だい)すべてのパラボラアンテナを直径(ちょっけい)20kmの範囲(はんい)に点在(てんざい)させた、巨大(きょだい)な観測施設(かんそくしせつ)が完成(かんせい)する予定(よてい)です。
「ALMA計画(けいかく)」では、宇宙(うちゅう)から送(おく)られる電波(でんぱ)の中(なか)でも波長(はちょう)の長(なが)いミリ波(は)をとらえます。
とくに星(ほし)ができる材料(ざいりょう)となるチリやガスなど、可視光(かしこう)では見(み)られない暗黒(あんこく)の低温物質(ていおんぶっしつ)(マイナス160oC~260 oC)を観測(かんそく)します。
世界(せかい)の科学者(かがくしゃ)が集(あつ)まった「ALMA計画(けいかく)」に、宇宙(うちゅう)の謎(なぞ)を解明(かいめい)する大(おお)きな期待(きたい)が寄(よ)せられています。
留言列表